社長メッセージMESSAGE

社員全員が想いを重ね合える企業風土を醸成しビジョンの実現を目指す

PROFILE
代表取締役 社長

芳野 彰夫

1984年、近畿日本鉄道(現近鉄グループホールディングス)に入社。2011年に近商ストアの常務、2016年に近鉄リテーリングの専務を経て、2018年6月より現職。

芳野 彰夫

固定観念にとらわれない思考で時代の変化に対応します。

近鉄リテーリングはこれまでに、主に近畿日本鉄道の駅ナカを中心としたコンビニや飲食店の展開、自動販売機の設置、テナント賃貸などを通じて利益を創出してきました。2017年度における476億円の事業収入のうち、実にその50%以上を駅ナカ事業が占めています。しかし、今後は沿線の高齢化に伴う人口減少が進む中、駅ナカに頼らない駅ソトへの事業拡大を進め、収支構造を転換することが必要です。具体的には、2033年に事業収入800億円を達成した上で、駅ナカ事業比率を全収入の3割程度とし、そのために、積極的に「海外進出を含む“駅ソト”への事業展開」「新規事業の創出」を図っていくことが重要だと考えています。

社会構造は刻一刻と変化し、それに伴って世の中の“当たり前”も絶えず変化を続けています。そうした変化に柔軟に対応していくためには、私たちも変わり続けながら、かつ自分たちの強みを理解し、それを最大限に活用することが欠かせません。近鉄リテーリングの強みとは、事業の幅広さと人材の多様性です。私たちは自分たちの強みをしっかりと自覚し、固定観念にとらわれない思考を持ち、絶えず時代の変化についていける「変化対応業」であり続けたいと考えています。

社員と役員が想いを重ね、
これ以上ない「志」ができました。

私は一個人として、「理想とする近鉄リテーリングの姿」についてのビジョンを持っています。では、それをそのまま近鉄リテーリングのミッションやビジョンを表す企業理念として制定していいのかというと、答えはノーです。
私の意見は、近鉄リテーリングの「一社員としての一意見」に過ぎないのです。会社の方向性や進むべき道とは、「近鉄リテーリングで働いている社員みんなの考え」をすべて聞いた上で制定されるものでないといけません。そこで当社では2018年10月、近鉄リテーリングの新しいミッションとビジョンを制定する際に全社アンケートを実施しました。そしてすべてのアンケートに役員全員で目を通し、その中でも特に心に残る強い意見を伝えていただいた18名の社員と私たち役員とでディスカッションを行いました。

そうして制定されたのが、近鉄リテーリングの今後のミッション・ビジョンを表す「私たちの志」です。

「私たちは、彩り豊かにくらしを支える、地域のベストパートナーを目指します」

近畿日本鉄道の受託事業を中心としていた会社から、100%直営事業の現在の姿になって3年。多くの社員の皆さんから想いや提案をいただけたことで、今後、将来に向かって全社一丸となって邁進していくための素晴らしい「志」ができたと実感しています。

目指すべきビジョンに到達するために、
“タスキ”をつないでいきます。

近鉄リテーリングでは、全社員「さん付け」で呼ぶことを推奨しています。私自身、「社長」ではなく誰からも「芳野さん」と呼ばれています。この習慣は「そもそも私たちは誰のために仕事をしているのか?」という疑問から始まったものです。仕事とは上司や社長のためにするものではなく、自分の職責を果たすために行うものです。役職に関係なく、お互いの職責を尊重し合い、かつ自らの職責に対して誠実であることに価値があるとの考え方から、誰が誰に対しても「さん付け」で呼ぼうという風土が根付きました。その結果、立場に関係なくコミュニケーションを取りやすい社風になっています。
私は社長に就任したとき、近鉄リテーリングを「笑顔あふれる元気な会社にする」と宣言しました。それが意味するところは、私たちが提供するサービスに笑顔や元気を添えて提供することで、お客さまにも元気に、笑顔になっていただくこと。そのための大前提は言わずもがな、私たちが元気かつ笑顔でいられること、そして、それが叶えられる企業風土を醸成し、維持し続けていくことです。私たちは大勢のお客さまに、そして近鉄リテーリングの社員と会社の未来に、「元気と笑顔のタスキ」をつないでいきます。